2011年12月17日土曜日

じいちゃんの海

先月のすものマルシェでライブをしていただいた
農家兼シンガーソングライターのYou-SuKeさんのこと。

ライブの中で最後に歌ってくれた“じいちゃんの海”
この曲は3.11の震災の後に彼が気仙沼へボランティアへ行き、地元の方との交流の中で
宿題ソングとして持ち帰り、その後も何度も現地へ赴き作り上げた一曲だそうです。


震災後、あちこちで歌われる“ふるさと”を耳にしました。
被災者を招いてのチャリティーコンサートやがんばろう日本と銘打ってのテレビ番組で…
その度に私はやるせない気持ちになりました。
あんなにもきれいな日本の歌。
それでも、今歌う意味があるのか。
誰よりもふるさとに帰りたくて、それでも帰れない人たちに向かって
なぜその歌を歌うのだろうと。とても残酷な歌に思えました。


この“じいちゃんの海”は震災の応援ソングではありません。
もっと大きな“その地に生きる”意味
この震災で地域の繋がり、近くに生きる人との繋がりの大切さを切に感じました。
同じ時期にすもの食堂に関わるようになり、最終的に必要なのはお金ではなく、身近な人との信頼関係なのではないかという事も考えるようになりました。
原発の問題も他人事ではなく、皆が何となくでも自分事で考え始めたのではないでしょうか

一瞬で大切なものをすべて飲み込んだいつもそばにあった海
それでもその地を受入れ、寄添い生きていくということ
自分の生きる地を見つけた人の強さ


3・11 の震災では今もなお傷跡や問題を残し続け、その土地に住むことさえ出来なくなってしまった人たちがいて。群馬も今も汚染の問題から逃れることはできません。
色々な想いを抱えて日々を過ごし、想いを飲込んで前に進む道を模索しています。


だからそんな中でこの歌は本当にたくさんの方に聞いてもらいたい1曲です。

(とんきち)

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